HOME > RACDA大阪・堺の紹介 > 会長挨拶

会長挨拶

皆様 こんにちは。RACDA大阪・堺の代表を努めさせていただいています福井 隆一郎です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

堺市は大阪市の南側に隣接し、5世紀の中頃に世界三大古墳の一つ、仁徳天皇陵が築造されたのを始め、16世紀、安土桃山時代には「環濠」を形成し、当時の我が国の唯一の自由貿易都市として栄えました。ルソン助左右衛門始め、茶の湯を完成させた千利休や明治時代には、近代日本文学界の草分けといわれる与謝野晶子が生まれ、経済面、文化面共に栄えた歴史と伝統の町であり、現在では大きく経済成長をし、政令指定都市になっています。堺の中心部を走る路面電車「阪堺線」は、堺のランドマークとして、長年、市民に愛されてきました。

しかし、時代の変化とともに、この「阪堺線」も平成15年頃に廃線の危機に陥りました。そこで「堺のチンチン電車を愛する会」が結成され、存続運動が始まりました。その中から、より自由に存続の活動をしたいと、有志による「阪堺線存続ワーキンググループ」が結成され、多彩なメンバーが活動を始めました。多くの市民の方の理解も得、沿線の清掃活動、線路内の草取り、駅のペンキ塗り、助け合い傘の設置などの活動を行った他、年間2~3回、フォーラムを開催し、多くの方々の賛同を得ました。

この間、提言書を2度にわたり堺市に提出し、行政当局、事業者に阪堺線や公共交通の重要性を訴え、その第一歩として堺市が阪堺線の支援を決めていただきました。お陰様で、堺市の支援策と事業者の経営努力により、乗客が46年ぶりに増加し、多くの市民の賞賛を得ております。

しかし、阪堺線ばかりでなく各地の公共交通は極めて厳しい状況にあります。課題も山積しています。我々は次のステップに進むために、会の名称を「RACDA大阪・堺」とし、NPO法人としての活動を開始しております。

このまちも、少子高齢化、中心市街地の衰退ばかりでなく地球規模の環境問題が深刻化しています。「ひとと環境にやさしい社会」の実現は私たちの責務です。私どもは阪堺線はじめとする公共交通とまちを再生させ、市民生活が幸せになるよう、活動を一層、深化させていかなくてはならないと考えております。

どうか、私どもの活動にご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2012年4月

このページの先頭へ